宣伝会議の広告掲載事例

宣伝会議の広告活用事例をご紹介いたします。

瀧本美織さんトークショー
「短い尺でどれだけ表現できるかが、CMの面白さ」

株式会社e-Spirit

利用媒体:カスタムセミナー

2016.03.09

宣伝会議では、広告やマーケティングのソリューションをお持ちの企業さまに対して、セミナーの企画・集客・実施サービスを提供しています。広告主の宣伝部・マーケティング部の責任者や担当者を集客する、ビジネスマッチングのセミナーを個々の企業に併せて企画します。
今回は宣伝会議の連載「広告の中の人」からのスピンオフ企画として、イー・スピリット様にこのカスタムセミナーのサービスを活用いただきました。
広告主の宣伝部・マーケティング部の皆さまにお越しいただき、広告に出ているタレントがどんな思いで仕事に臨んでいるか、その思いを伝える場となりました。

Profile瀧本美織

女優・タレント。1991年10月16日生まれ。 NHK連続テレビ小説「てっぱん」のヒロインでドラマデビュー。日本テレビ系「アナザースカイ」MC、ガールズバンドLAGOONのボーカルとしても活動中。8月には宮本亜門演出作品「狸御殿」でミュージカルに初挑戦。 現在契約中のCM広告:ジュジュ化粧品「アクアモイスト」、LIXILリアルティERA、旭ファイバーグラス「アクリア」 キャスティングには「旬」がある

Profile加藤建吾

TUGBOAT2 アートディレクター。 多摩美術大学美術学部グラフィックデザイン学科卒業。電通テックへ入社し、電通クリエーティブ局へ出向。2000年にTUGBOAT2を設立。住友生命「1UP」、キヤノン「EOSM3」などを手がける。東京ADC賞、CLIOAwards、NYADCAwardsなど受賞歴多数。

Profile足立茂樹

e-Spirit代表 キャスティング会社e-Spiritの代表。 博報堂出身。米国の大学でマーケティングを専攻し、米国スタイルのキャスティングを日本に取り入れ、オーディションシステムも体系化。現在では40名超のスタッフで年間2000本のキャスティングを行う。

adachi

今回は、TUGBOAT(タグボート)2のアートディレクターである加藤建吾さんと、女優として活躍している瀧本美織さんに来ていただきました。瀧本さんとお会いするのは久しぶりなのですが、すごく女性らしくなった印象です。女優デビューから5年経ちましたが、今改めて振り返ってみていかがですか。

瀧本美織

色々な人との出会いを通して、私自身、人と関わることが好きなんだなと感じる5年間でした。

adachi

加藤さんは、最近だと住友生命「1UP(ワンアップ)」のキャンペーンが話題ですね。僕も最初に見て衝撃を受けました。キャスティングでは、どんなことをポイントにされたんですか。

katou

TUGBOATが制作するCMは、まず企画があって、そこから「誰が一番その役に良いか」「どんなふうに役にハマるか」といった役柄を考えてキャスティングをすることが多いです。広告には「旬」があると思います、その「旬」を担う象徴的な存在がタレントさんだと考えています。タレントさん、そしてアイデアも同様ですが、昨年でも来年でもなく、「今だからこそ面白い」といった要素がどれだけ詰め込まれているかを重視しています。

adachi

なるほど。これまでに手掛けられた広告でも、意外性のあるキャスティングをされていますよね。

katou

難しいのは、有名な方があまりにイメージ通りにキャスティングをされてしまうと、それはそれでうまくいくとは限らないということです。広告では、あくまで伝えるメッセージが大事なので、すべてがバランス良く、予定調和になってしまうと…。

adachi

見ている人にひっかからない。

katou

そうですね。予定調和を崩すような存在も必要です。視聴者にもう一回瞬きをさせるような発見が、キャスティングに求められているように思います。

adachi

バランスをあえて崩して、ひっかかりをつくるんですね。

katou

はい。キャスティングは、タレントを素で見た通り、良い印象であれば良い印象のままのイメージが合う場合もあれば、ちょっと変えてみるときもある。普段の印象とは違ったほうが目立ちますから。瀧本さんが最初に出た広告は何だったんですか。

瀧本美織

薬剤メーカーさんのCMでしたね。

katou

それは、瀧本さんが持っている誠実さがベースになって起用されていると感じます。

瀧本美織

嘘がつけない性格なので、そういったイメージを持っていただいたのかもしれません。ただ、加藤さんがおっしゃったように、少し素ではない部分を引き出してもらったり、自分でも気づいていない面を引き出してもらいたい気持ちもあります。

adachi

機動性の高い広告の場合、タレントさんも新しい自分を見せやすいかもしれませんね。

katou

そう思います。ひっかかりをつくるための新しさは重要ですよね。広告そのものを考えても、たとえば保険のCMは基本的に真面目なものが多いですよね。それは根底にありつつ、「1UP」の場合は、人のチャレンジを後押しできるという商品でしたので、広告も保険会社らしくない、新しさが出たのだと思います。

adachi

なるほど。瀧本さんを広告に起用するとしたら、どんな形を考えますか。

katou

瀧本さんの場合は、最近、大人の女性という印象が強くなってきましたよね。僕はアートディレクターなので、先ほどの話とは少し矛盾しますが、本人の持ち味を研ぎすますような、例えばビューティーとか、誰も見たことがないような、洗練された瀧本美織を演出したいですね。

adachi

瀧本さんは、今後やってみたいCMはありますか。

瀧本美織

メークアップ化粧品のCMはぜひ出てみたいですね。メークアップ化粧品のテレビCMを見て、出ている女優さんの真似をしたりしています(笑)。

adachi

広告に詳しいようですが、聞くところによると、お父さまが広告関連のお仕事をされているとか。

瀧本美織

はい、地元で広告の仕事をしています。『宣伝会議』も普段から読んでいるので、今日は来たかったんじゃないかと思います(笑)。

adachi

小さいころから広告が身近にあったんですね。

瀧本美織

そうですね。なので、アイデアを形にしていくことの面白さはすごく感じています。

katou

広告と映画やテレビの仕事では、演じ方の違いをどのように感じていますか。

瀧本美織

テレビCMだと、15秒とか30秒という短い時間でメッセージを伝えるので、インパクトや瞬発力が演じるタレントにも求められていると思います。その短い尺でどれだけ表現できるかが、CMの難しさであり、面白い点でもあるような気がしています。