宣伝会議の広告掲載事例
宣伝会議の広告活用事例をご紹介いたします。
株式会社商工組合中央金庫
広報部 織田美佳氏
利用媒体:宣伝会議賞
2021.12.15
企業から出される商品・サービスについての課題を受け、広告表現のアイデアをコピーまたはCM企画という形で応募いただく「宣伝会議賞」。第57回(2019年)から3回に亘って協賛いただいているのが、中小企業のための金融機関「商工組合中央金庫」です。協賛の狙いや応募作品の活用、今後の展望について、広報部の織田美佳氏にお話を伺いました。
中小企業による、中小企業のための金融機関「商工組合中央金庫(以下、商工中金)」で、社外向けの広告・PRと社内報を主に担当しています。「宣伝会議賞」への協賛は、社外向け広告の一環です。
最初に「宣伝会議賞」に協賛した時は、世間一般への認知度向上が目的でした。メガバンクや地方銀行とは異なり中小企業専門の金融機関なので、名前は聞いたことがあっても、何をやっている金融機関なのか分からないという声が多くありました。そこで「宣伝会議賞」の力を借りたいと考えました。
2、3回目と回数を重ねた現在においては、認知度向上だけでなく、応募者の目に商工中金がどのように映るのかを知りたいという狙いも大きくなってきています。業種柄、一般の方との接点がなかなか無いので、とても貴重な機会です。
また、新聞や業界雑誌などへ出稿している広告に応募作品を使用することも想定しており、新しい視点で寄せられるコピーに期待しています。
協賛費用は決して高くないと考えています。私どもとは違った視点から作品をいただけるので、大変ありがたいと感じています。作品から得られる気付きや実際にコピーを活用した際の反響、さらに昨年は商工中金への応募作品がグランプリを受賞し、様々なメディアに露出できかなりの宣伝効果があったので、それらを踏まえると、むしろ安かったと思っています。
はい、Webサイトへのアクセスが増え、様々なページを閲覧していただいているのが確認できました。また、Twitterでは「商工中金の課題が難しい」といった投稿が見られ、反応があるのは嬉しかったです。
すごく驚きました。表面的ではない、深く考えられたコピーが多いというのが第一印象でした。
例えば、昨年応募いただいたコピー「先代の頃の話を聞きたくて、商工中金に相談に行った。」は、あたかも取引先の中小企業の方が書いたのかと思うようなコピーでした。商工中金は今年で85周年を迎え、先代、先々代の時から長くお付き合いしている企業がたくさんあります。経営者が代替わりされた時に、昔の話ができる商工中金をよりどころにしていただけるというのは、私どもの担当者もまさに実感していることです。歴史を感じる、実感のあるコピーだと思いました。
広報部のメンバーで各作品に点数を付けながら協賛企業賞を決めました。新しい発見がある面白いコピーばかりなので、選ぶのに苦労するほどです。毎年楽しみにしています。
昨年の協賛企業賞には「『できる』ことより、『やりたい』ことが、世の中を変える。」を選びました。このコピーを載せた広告を様々な媒体に出稿したところ大変反響があり、コロナ禍で勇気を与えられるようなメッセージを発信できたと考えています。お客様からも「この前の広告よかったね」とお声をいただきました。これまでは「(商工中金が)伴走支援する」「(商工中金が)寄り添う」といったコピーを使用してきたので、お客さまである中小企業の目線に立ったコピーはとても新鮮でした。新聞などに他の金融機関と一緒に広告を掲載したときも、一味違うコピーで差別化ができて目立ちます。
また、このコピーの応募者にインタビューをさせていただき、社内報に掲載しました。コロナ禍で入社した社会人2年目の方で、「思うように仕事ができない我慢の時期だからこそ、こうしたい!という強い気持ちが必要ではないか」と、実体験に基づく考えからコピーを制作されたそうです。コロナ禍でも前を向き、新しいことにも志高く取り組む中小企業の方の姿が目に浮かぶ、本当に良いコピーだと思います。コピーの力を感じました。
「コロナ禍で社会環境が変わる中でも、引き続き商工中金が寄り添い、サポートする」「商工中金自身も変化、進化している」というメッセージをより発信していきたいと考えています。
また、中小企業の経営者が何か相談したいと思った時に、商工中金を相談先の選択肢に入れていただけるよう、認知度向上の取り組みも引き続きおこなっていきます。
こうした広報活動の強化においてはコピーや広告の力が重要だと考えているので、今後も「宣伝会議賞」を活用していきたいです。